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『NEWSを疑え!』第162号(2012年11月12日特別号)

『NEWSを疑え!』第162号(2012年11月12日特別号)
◎テクノ・アイ:米国は「戦力増強型潜水艦」で中国の海洋戦略を粉砕する(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記:日本に「習近平のお友達」はいるか?(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

米国は「戦力増強型潜水艦」で中国の海洋戦略を粉砕する(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 潜水艦の戦力を飛躍的に強化し、中国の接近阻止・領域拒否戦略(A2AD 中国側は「反介入」と呼称)を粉砕するような方向が着々と実現しつつある。

 開発が進んでいるのは、(1)海中の潜水艦から無人航空機を運用するシステム、(2)小型無人機に搭載する精密誘導爆弾、(3)潜水艦の自衛用の対空ミサイル・システム。

 これまで、トマホーク、ハープーンなど高価な対地攻撃ミサイルを搭載していない場合、潜水艦の主な役割は、敵の艦船の行動を妨げることに限られてきた。それが、敵の地対艦ミサイルや地対空ミサイルを攻撃することによって、味方の艦船と航空機の行動の自由を確保できるようになる。

 静粛性に優れた潜水艦が柔軟かつ費用対効果にすぐれたシステムで陸上目標を攻撃できるようになれば、米国が東アジアに戦力を投射する能力を維持するうえで、強力な切り札となるのは間違いない。

 米海軍は2010年6月、潜航中の潜水艦から無人航空機を発進させ、偵察データを受信する実験を、サンディエゴ沖で成功させた。この実験では、携帯型無人機「スイッチブレード」を潜水艦内のごみを海中に投棄する装置を利用して海面に浮上させ、発進させた。


潜水艦から浮上し、発進したスイッチブレード無人機
(米海軍省情報技術雑誌CHIPS, 2010年7月号)