『NEWSを疑え!』は有料メールマガジンコンテンツです。バックナンバーは会員登録をされた方のみ読む事が出来ます。
  • 会員登録をされていない方は「購読する」ボタンより購読手続きを行って下さい。
  • 購読する

  • 会員の方は枚ページログイン後「バックナンバーを読む」ボタンよりお読みいただけます。
  • バックナンバーを読む

『NEWSを疑え!』第166号(2012年11月26日特別号)

『NEWSを疑え!』第166号(2012年11月26日特別号)
◎テクノ・アイ:「シロウト」が実現したイスラエルのロケット弾迎撃システム(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記:海上保安庁の強化だけでは問題は解決しないよ(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

「シロウト」が実現したイスラエルのロケット弾迎撃システム(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 11月21日に停戦に至ったイスラエルとパレスチナ側の武力衝突では、14日から21日にかけ、ハマス、パレスチナ・イスラム聖戦、民衆抵抗委員会の三組織がイスラエルに向けて、史上最大規模の合計1506発のロケット弾を発射する事態となった。

 対するイスラエルも、発射前のロケット弾、指揮系統、密輸用の地下トンネルなど、約1500カ所の目標を航空機と榴弾砲で攻撃する「雲の柱作戦」を実行に移した。

 国境地帯に集結したイスラエル軍を見て、世界は地上戦突入が時間の問題だと固唾をのんだが、意外にも、ガザ地区に進攻して攻撃の元を断つ2008年12月のような地上戦を求める意見は、ネタニヤフ政権内部でさえほとんど支持されなかった。ロケット弾迎撃システム「アイアン・ドーム」が威力を発揮し、イスラエル人の死者は5人にとどまったからである。


ロケット弾を迎撃中のアイアン・ドーム
(11月17日、エマニュエル・イェイリン氏撮影)

 今回ガザ地区から発射されたロケット弾1506発のうち、イスラエルの都市部に飛来すると予測された421発は、アイアン・ドームによって撃墜された。迎撃の成功率は84パーセントに上ったといわれる。

 アイアン・ドームの主要な迎撃目標は、射程4‐70キロのロケット弾や迫撃砲弾。20連装発射機に搭載された小型ミサイルは、直径16センチ、長さ3メートル、重量90キロで、射程は約7キロとみられる。それぞれ発射機3基を備えた発射中隊5個が配備されている。