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『NEWSを疑え!』第182号(2013年2月4日特別号)

『NEWSを疑え!』第182号(2013年2月4日特別号)
◎テクノ・アイ:サルを打ち上げたイランだが、ロケット技術は停滞している(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記:「当たり前のこと」をやろう(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

サルを打ち上げたイランだが、ロケット技術は停滞している(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 イランは北朝鮮と韓国に先んじて、2009年2月に9カ国目の人工衛星打ち上げ国となったが、今年1月28日、サルをロケットに乗せて高度120キロの宇宙空間へ打ち上げ、生還させたと発表した。打ち上げは1月下旬に行なわれたとみられる。

 イランの宇宙ロケットと弾道ミサイルは北朝鮮のノドン・ミサイルをベースとしており、イランの弾道ミサイル技術が北朝鮮に逆輸出された例もある。イラン核問題に関しては、国連安全保障理事会決議1929号(2010年6月に採択)が、イランに対して「弾道ミサイル技術を用いた発射」を行なうことを禁止していることもあり、米国務省のヌランド報道官は「(今回の打ち上げが事実なら」深刻な懸念だ」との立場を表明している。


サルを打ち上げたイランのロケットと
イラン宇宙機関のハミド・ファゼリ長官

 といっても、ロケット技術の進歩という面から眺めると、今回の打ち上げは疑問符だらけで、イランはロケット技術の停滞を糊塗するために、サルの弾道飛行を発表したと思われるフシがあるのだ。

 イランは2012年2月までに3基の小型衛星(重量50キロ以下)を軌道に乗せた。イランの4基目の衛星となる「ファジル(暁)」は、高度450キロの円軌道から1年半にわたって地球を観測するように設計されているが、まだ打ち上げに成功していない。