『NEWSを疑え!』は有料メールマガジンコンテンツです。バックナンバーは会員登録をされた方のみ読む事が出来ます。
  • 会員登録をされていない方は「購読する」ボタンより購読手続きを行って下さい。
  • 購読する

  • 会員の方は枚ページログイン後「バックナンバーを読む」ボタンよりお読みいただけます。
  • バックナンバーを読む

『NEWSを疑え!』第187号(2013年2月25日特別号)

『NEWSを疑え!』第187号(2013年2月25日特別号)
◎テクノ・アイ:イランの核開発をめぐり、日米メディアが歪曲報道(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記:日中関係に「春の兆し」?(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

イランの核開発をめぐり、日米メディアが歪曲報道(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 イランの核開発問題の核心であるウラン濃縮について、日米の一部メディアが歪曲して報道し、核拡散防止に向けた健全な活動に影を落とす結果となっている。

 まず、ワシントンポスト紙が確かな根拠に基づかない米国シンクタンクの分析を誇張して報道し、その記事を紹介した日本のメディアもまた、記事と出典の間にある食い違いなどを確認しないまま孫引きを垂れ流しているからだ。

 ワシントンのシンクタンク科学国際安全保障研究所(ISIS)は2月13日、「イランは、ウラン濃縮に必要な遠心分離機の部品を中国の貿易業者に大量発注しようとした」とする報告書を発表した。

 ISISの報告書『IR-1型遠心分離機用のリング状磁石』によると、2011年末、イランの商社ジャハン・テック・ルーヤン(以下ジャハン社)は、企業間取引サイト「中国外貿買家網」に、バリウム・ストロンチウム・フェライトのリング状磁石10万個を購入できないか、と問い合わせた。

 ジャハン社が購入しようとした磁石は、イラン製のIR-1型遠心分離機に2個ずつ用いられている磁石と同じ材料で、寸法もほぼ同じだという。IAEAによると、IR-1型遠心分離機はナタンズの地下8メートルの施設に1万2669台、フォルドの地下80メートルの施設に2710台設置されている。


IR-1型遠心分離機