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『NEWSを疑え!』第195号(2013年3月25日特別号)

『NEWSを疑え!』第195号(2013年3月25日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・米国が本土ミサイル防衛を増強する真意(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・首相官邸に置かれる科学技術顧問とは(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

・米国が本土ミサイル防衛を増強する真意

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 ヘーゲル米国防長官は3月15日、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発に備えて、地上配備迎撃ミサイル「GBI」をアラスカ州に追加配備、日本にも弾道ミサイル早期警戒用の移動式Xバンドレーダーを追加配備すると発表した。

 追加配備されるGBIの費用は、ポーランドへの配備を予定していた迎撃ミサイル「スタンダード・ミサイル3(SM-3)ブロックIIB」の開発を凍結することでまかなうという。

 といっても、14基のGBIが発表通り、2017年9月までに追加配備される保障はない。GBIは、迎撃試験を十分に行なわずに配備されたことが、かねてから問題となっており、ヘーゲル長官は「完全な信頼性が得られるまで、追加配備を進めることはしない」と明言しているからだ。


地上配備迎撃ミサイル「GBI」と、そのペイロードの大気圏外
迎撃体の試作品(米国防総省ミサイル防衛局サイトより)

 ブッシュ政権はGBIの配備を急ぎ、2004年以後、アラスカ州のフォート・グリーリーに20基、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地に4基を配備した。また、ブッシュ政権は、イランのICBM開発に備えて、GBIをポーランドに配備する計画に着手した。その計画を中止したオバマ政権も、2010年までにGBIを6基アラスカ州に追加配備したので、GBIは合計30基が配備されている。