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『NEWSを疑え!』第223号(2013年7月8日特別号)

『NEWSを疑え!』第223号(2013年7月8日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・米空母の無人攻撃機は中国本土を狙う
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・「中国の政治将校」詳報(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

・米空母の無人攻撃機は中国本土を狙う

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 この数年間、米国の軍事力を象徴する巨大原子力空母の将来性について、ゲーツ前国防長官や米海軍内部から疑問が示されてきた。

 中国は米空母を東アジアから遠ざける接近阻止・領域拒否戦略(A2AD、中国側は「反介入」と呼称)を着実に構築している。陸上に配備された対艦弾道ミサイルの射程距離は米空母艦載機の行動半径を上回っており、中国近海における巨大原子力空母の脆弱性は、1隻1兆円以上(艦載機を含む)という価格に見合わなくなり、結果として、米国の介入能力が制約されるというのである。

 米国とて、手をこまねいてきたわけではない。米海軍は空母打撃群の有効性を確保する切り札として、空母から運用する長距離無人攻撃機を位置づけ、2007年8月、技術実証機X-47Bの開発をノースロップ・グラマンに発注した。

 X-47Bは今年5月14日、大西洋上の空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」から、無人機として史上初めてカタパルトによる発艦に成功し、5月17日には同艦でタッチアンドゴー(着艦後、停止せずに再び加速して発艦すること)を行なった。X-47Bの航続距離は3900キロ以上で、空中給油も可能。最高速度は音速に近く、機内に兵器2トンを搭載できる。


X-47B無人機の発艦(5月14日、米海軍撮影)