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『NEWSを疑え!』第227号(2013年7月25日号)

『NEWSを疑え!』第227号(2013年7月25日号)
【今回の目次】
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆「平時の第一線は広報」という思想
◆戦略広報に徹する陸上自衛隊
◆つるし上げられた海自トップ
◆これがシャバというものか…
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・米議会は対イラン政策で軟化するか?
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・米陸軍の知的リーダーから批判された海空軍の作戦概念(西恭之)
◎編集後記
・圧勝安倍政権が取り組むべきテーマ

◇◆「平時の第一線は広報」という思想

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:2013年4月14日~6月23日、テレビで航空自衛隊の航空幕僚監部広報室を舞台にしたドラマ『空飛ぶ広報室』をやっていました(日曜夜9時からTBS系「日曜劇場」)。今回は、自衛隊広報のあり方について、小川さんの考えを聞かせてください。

小川:「TBSのドラマは私も2回ほど見ましたが、よい出来だと思いました。現役パイロットの1等空佐たちも、うまくつくってくれたとベタぼめでした。コメディタッチのテレビドラマですから、誇張した部分も少なからずありましたが、違和感を感じることなく楽しめました。自衛隊が全面協力しており、航空自衛隊サイトにもロケの裏話などが載っています」

【テレビドラマ『空飛ぶ広報室』関連リンク】
●TBS番組情報
http://www.tbs.co.jp/soratobu-tbs/
●ウィキペディア「空飛ぶ広報室」
http://ja.wikipedia.org/wiki/空飛ぶ広報室
航空自衛隊「空飛ぶ広報室」……ドラマ撮影の裏側など
http://www.mod.go.jp/asdf/pr_report/soratobu/soratobu.html
●バリュープレス広報インタビュー「真の姿を伝えることは、国民を守ること」
http://www.value-press.com/pr_interview/asdf

小川:「ドラマを見て、自衛隊の広報ってこんなに開かれているの、と思う人もあるかもしれませんが、以前からあんな感じです。ただし、海と空の広報は、そのときどきの広報室長のキャラクターによって開かれ方の程度が変わります。これに対して陸の広報は、ドラマほどくだけてはいませんが、明確な広報の思想・哲学を30年以上前から一貫して持っている開かれた広報、つまり『戦略的広報』なのです」

「そこで今回は、陸上幕僚監部広報室を中心に、戦略的な広報の思想・哲学についてお話ししましょう。これは、一般企業や国・地方の行政組織にも当てはまる問題で、広く知っておいていただきたいと思います」

Q:1988年頃だったと思いますが、小川さんと月刊誌でご一緒したとき、私は当時の防衛庁や自衛隊を1か月ほど取材した。陸自は富士学校に、空自は入間基地に行きましたが、たいへん協力的だった。入間では女性広報官がつきっきりで一緒に食事したり、基地司令と懇談したりした。ところが最低最悪だったのが防衛施設庁の広報で、公表済みの資料すら出し渋るなど、話にならない「閉じられた広報」でしたが。