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『NEWSを疑え!』第231号(2013年8月8日号)

『NEWSを疑え!』第231号(2013年8月8日号)
【今回の目次】
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆中国潜水艦隊vs海上自衛隊
◆次期哨戒機が国産機になった理由
◆海自のASW能力は世界第2位
◆投入できる中国潜水艦は限られる
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・まんまとザワヒリに乗せられた米国
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・放火された原潜、修理費不足で退役(西恭之)
◎編集後記
・映画『風立ちぬ』を観ていたら

◇◆中国潜水艦隊vs海上自衛隊

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:2013年5月、中国の潜水艦が日本の接続水域内を潜航していたことが、相次いで報道されました。例によってメディアは「敵艦見ゆとの報に接し」と日露戦争時代と変わらない調子で報道し、国民の間では海上自衛隊は何をやっているのか、といった声も上がって大騒ぎでした。今回は、「潜水艦狩り」、専門的にはASW(=Anti-Submarine Warfare、対潜水艦戦)という戦いについて、おさらいをお願いします。

小川:「この5月、中国潜水艦は奄美大島沖、沖縄県久米島沖、同南大東島沖の接続水域で、3回にわたって潜没航行していました。報道を受けて、少なからぬ日本国民が、中国の潜水艦がどんどん攻め寄せてきている、日本列島の周囲にうじゃうじゃいるらしい、というイメージを抱いたようで、放置しておいたらパニックになりかねません。ASWについての理解をもっと深めて、中国側の思うつぼにはまらないようにすることが重要です。そこで、まずは海上自衛隊のASW能力を理解するうえで、最新鋭哨戒機P1の話題から入りましょう。P1に関する2つの新聞報道に目を通してください」

●新型哨戒機:P1初号機を配備 広域警戒監視などに──海自厚木基地/神奈川

毎日新聞 2013年03月30日

 海上自衛隊厚木基地に29日、次期固定翼哨戒機P1の初号機が2機配備された。全国で現在運用している約80機の固定翼哨戒機P3Cが耐用年数限界を迎えるため、01年から後継機として開発されていた。

 P1は全長約38メートルでターボファンエンジン4発を搭載。高速性、航続性、滞空性が高く、最大25人の搭乗が可能。対空ミサイル回避の激しい運動に耐えられる機体強度と飛行性能を兼ね備え、魚雷などの武器搭載能力がある。船型識別レーダーなどで、広域警戒監視活動や潜水艦追尾といった任務に当たる。