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『NEWSを疑え!』第248号(2013年10月21日特別号)

『NEWSを疑え!』第248号(2013年10月21日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・米国は「死んだ衛星」を再生利用する
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・「おだてておけば、それでいいんだよ」(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

・米国は「死んだ衛星」を再生利用する

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 8月26日号のテクノ・アイで紹介した、ロボットアーム(マニピュレータ)を装備した中国の人工衛星は、9月下旬、ついに別の中国衛星を捕捉した。中国は衛星に対する攻撃にも使えるし、検査・修理にも応用可能な技術の習得へ向けて、大きく前進したことになる。

 一方、中国の挑戦を受けて立つ格好の米国は、ロボットアームを装備した衛星を用いて寿命を終えた通信衛星のアンテナを切り離し、超小型衛星を装着することによって通信衛星として再生利用する実験を、2016年までに実施する準備を進めている。

 このフェニックス(不死鳥)計画は、国防高等研究計画局(DARPA)が進めているもので、今月8日、再利用する部品に装着する超小型衛星の開発契約を、ロサンゼルス郊外のノバワークス社と4263万ドル(41億円)で結んだ。

 米政府は寿命が近づいた静止衛星について、使用中の人工衛星との衝突を防ぐために、静止軌道(赤道上の高度3万5786キロ)よりも300キロ高い通称「墓場軌道」への移動を、衛星通信事業者に義務づけている。この墓場軌道には100機以上の衛星が周回している。


寿命を終えた通信衛星(下)に接近するロボットアーム衛星
(CG映像 ”DARPA Phoenix Satellite Servicing”)