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『NEWSを疑え!』第253号(2013年11月11日特別号)

『NEWSを疑え!』第253号(2013年11月11日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・強化される米原潜の対地攻撃能力
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・国会で国家機密を漏洩するなよ(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

・強化される米原潜の対地攻撃能力

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 米海軍が他国を圧倒しているのは、潜水艦から多数の巡航ミサイルを発射し、1000キロ以上内陸の目標をピンポイントで攻撃する能力だが、能力近代化のためのバージニア級攻撃型原潜用発射モジュールの開発が緊縮財政のあおりを受けて後回しになり、対地攻撃能力の低下が懸念されていた。それが、ここへ来てようやく再開される運びとなった。

 米国の潜水艦は、下記の58隻が合計1284基のトマホーク巡航ミサイル発射装置を備えている。搭載されているトマホークは直径52センチ、ロケットブースターを含む全長6.25メートル、重量1.6トンだ(上記データは発射前)。

1)オハイオ級巡航ミサイル原潜:154基×4隻=616基。弾道ミサイル原潜4隻を2002-10年に改造したもので、直径2.2メートルの弾道ミサイル発射管24基のうち、22基をトマホークの垂直発射装置(各7発)、2基を特殊部隊(SEAL)用のエアロックに充てている。2011年のリビア攻撃では、3番艦フロリダがトマホーク93発を発射した。

2)ロサンゼルス級(初期型)原潜:魚雷発射管4基×11隻=44基。

3)ロサンゼルス級(中期型、後期型)原潜:16基×30隻=480基。初期型と同じ魚雷発射管4基のほか、トマホーク各1発の垂直発射装置12基を前方に備えている。



【図1】ロサンゼルス級(後期型)原潜のトマホーク垂直発射装置。

バージニア級1-10番艦もこの配置を踏襲している(米海軍撮影)