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『NEWSを疑え!』第257号(2013年11月25日特別号)

『NEWSを疑え!』第257号(2013年11月25日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・日本の沿海域戦闘艦は米海軍の失敗に学べ
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・中国は尖閣でも「三戦」を駆使(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

・日本の沿海域戦闘艦は米海軍の失敗に学べ

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 防衛省は、12月に閣議決定が予定されている新たな「防衛計画の大綱」について、米海軍の沿海域戦闘艦(LCS)に似た艦艇を海上自衛隊に配備することを含む案をまとめた。

 ところが、このLCSは米海軍の将来にとって極めて重要な位置づけだったにもかかわらず、すでに失敗作との批判が根強く、来年度をもって計画の半数以下で発注が終わる可能性が高くなっている。日本がLCSに似た艦艇を離島防衛のために導入するのであれば、米海軍の失敗に学び、米軍と自衛隊の条件の違いを考慮する必要がある。

 米海軍の沿海域戦闘艦の任務は、米軍がイランや中国の沿岸部に接近し、作戦を遂行する際、機雷、ディーゼル潜水艦、高速艇といった非対称的な脅威を排除することにある。

 米海軍は単胴型のフリーダム級と三胴型のインディペンデンス級を並行して調達している。すでに就役したフリーダム級2隻とインディペンデンス級1隻を含め、両級とも12隻ずつが発注されている。当初の計画は、2020年代後半には52隻のLCSが全艦艇の17パーセントを占めるというものだった。



沿海域戦闘艦(LCS)フリーダム(左)とインディペンデンス

 単胴型、三胴型とも、沿海域を航行するため喫水が浅く、満載排水量3000トン、最高速度40ノット(時速74キロ)以上という点は、海上自衛隊が新たに配備するとされる戦闘艦と共通している。