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『NEWSを疑え!』第263号(2013年12月16日特別号)

『NEWSを疑え!』第263号(2013年12月16日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・中国に防空識別圏設定を強行させたグローバルホーク
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・No. 2粛清で北朝鮮は暴発するか(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

・中国に防空識別圏設定を強行させたグローバルホーク

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 中国が尖閣諸島と広大な公海の上空に防空識別圏を設定し、中国領空への飛行を意図しない外国の航空機に対しても「防御的緊急措置」を取る権利を主張したことは、中国の意図とは逆に中国自身の国際的イメージを損ない、日米などの同盟関係を緊密化させる結果となった。

 しかし、同時に押さえておかなければならないのは、こうした中国側の法律戦は、中国がグローバルホークなど外国の無人・有人の偵察機・哨戒機を、武力を行使せずに自国の近海から遠ざけるための、さしあたっての唯一取り得る手段で、防空識別圏設定は中国にとって苦肉の策でもあるという点だ。

 たとえば、米国の長距離無人偵察機の開発と配備は、以下に述べるように急ピッチで中国を包囲しつつある。

 米軍はグアム島を東アジアに対する長距離無人偵察機の拠点としているが、 日米の外相・防衛相は10月3日、米空軍のグローバルホークを2014年春から交替で日本に展開すると発表した。最初の配備先は青森県三沢飛行場とみられる。日本政府も2014年度から5年間の中期防衛力整備計画で、グローバルホーク3機を導入する方針だ。

 RQ-4グローバルホークは、2001年に米本土に配備されて以来、搭載されるセンサーを中心に改良が続けられてきた。初期型のブロック10(RQ-4A)は、電子光学センサーと、合成開口レーダー(移動中に電波を送受信し、受信した電波を合成することによって分解能を高めるレーダー)を用いた移動目標検出装置など、合計900キログラムのペイロードを搭載していたが、米空軍からは2011年に退役した。



米空軍のRQ-4Bグローバルホーク・ブロック40(2009年6月)