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『NEWSを疑え!』第277号(2014年2月17日特別号)

『NEWSを疑え!』第277号(2014年2月17日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・シリアに流入する中国製地対空ミサイル
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・誇り高い愛国者は「支那」とは呼ばない(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

・シリアに流入する中国製地対空ミサイル

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 ウォールストリートジャーナル紙は2月15日、サウジアラビア政府が中国製の携帯型地対空ミサイル(携帯SAM)とロシア製の対戦車ミサイルをシリアの反体制派に対して供与することを決めた、と報じた。

 米政府はこれまで、そうした兵器がイスラム過激派の手に渡ると、シリア国外で民間航空機へのテロや米軍への攻撃に転用される恐れが強いとして、供与に反対してきた。サウジアラビア政府もまた、米国側の懸念に配慮し、供与を控えてきたが、ジュネーブでのシリア和平協議が進展しない事態を受けて、反体制派へのてこ入れを決めたとしている。

 しかしながら、シリアの反体制派は既に1年前から中国製FN-6(飛弩6)携帯SAMを使用し、政府軍の航空機を撃墜している。

 2013年2月25日にはシリア東部デリゾールで、3月5日には北西部アレッポ付近で、FN-6によって政府軍のミル8輸送ヘリが撃墜され、その映像がYouYubeに流れた。8月18日には「レバント自由人イスラム運動」が、FN-6を用いて政府軍のミグ21戦闘機を撃墜した映像を公開した。

 当時は、FN-6携帯SAMなどスーダン軍の武器をカタール政府が買い上げてトルコへ空輸し、シリアの反体制派に供与していた。スーダンは、シリアのアサド政権を支援しているイランと友好関係にあるものの、南スーダンとの国境紛争が原因で石油収入が減ったことで背に腹は代えられず、大金を積んだカタールに武器を売ったものだ。


シリア反体制派によるFN-6携帯SAM発射の瞬間
(”Syria helicopter shot down during the shooting of
the camera,” YouTubeにて2013年3月5日公開)