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『NEWSを疑え!』第302号(2014年5月19日特別号)

『NEWSを疑え!』第302号(2014年5月19日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・セグウェイ発明者が開発した画期的な義手
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・海上保安庁は自衛隊の指揮下に入るか(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

・セグウェイ発明者が開発した画期的な義手

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 これまでの常識を覆す画期的な義手が米国国防高等研究計画局(DARPA)の支援によって開発され、特に戦場で四肢を失った米国の復員軍人を中心に福音となりそうだ。

 米政府の食品医薬品局(FDA)は5月10日、筋肉を動かそうとする意志によって発生し、体表面に伝わる電磁エネルギー(表面筋電位)を検知し、手の細かい動きを再現する義手(筋電義手)について、販売を認可すると発表した。イラクとアフガニスタンにおける戦争では1500人以上の米軍人が手足を失っており、米政府は義肢の開発に力を入れてきた。

 この「DEKAアーム」は、電動立ち乗り二輪車・セグウェイを発明したディーン・ケーメン氏のDEKA研究開発会社と退役軍人省が共同開発した。国防高等研究計画局は2006年以後、開発費4000万ドル(40億円)を提供したが、特許と販売権はDEKA研究開発会社に属する。メーカーが決まっていない段階なので、価格は未定だ。


筋電義手「DEKAアーム」
(退役軍人省のYouTube動画 ”I was a one-sided person”)

 DEKAアームは腕の全部、上腕の途中、または前腕の途中を切断した18歳以上の大人が装着できるように、モジュール化されている。重さは大人の腕と同じである。関節のモーター、制御用コンピュータ、表面筋電位センサー(電極)の電源として、バッテリーを腰に着ける。腕を全部切断した人は、足に運動センサーを着けて、足のわずかな動きによる信号を無線で義手に伝え、連動させる。