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『NEWSを疑え!』第306号(2014年6月2日特別号)

『NEWSを疑え!』第306号(2014年6月2日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・豪海軍は「空母」にF35Bを搭載するか
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・激論を交わすと見える中国の本音(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

・豪海軍は「空母」にF35Bを搭載するか

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 豪海軍はいま、短距離離陸・垂直着陸(STOVL)戦闘機F-35Bを調達し、建造中のキャンベラ級強襲揚陸艦2隻に搭載する可能性を検討している。豪海軍には1982年に空母「メルボルン」が退役したあと、固定翼機を運用できる艦船はなかった。

 これが実現すれば、豪州からアジアへ出撃する米軍に対する攻撃を抑止する効果が期待できるが、この航空戦力は本格的な空母には遠く及ばず、費用対効果に優れているとは言えない点が論争の的になっている。

 アボット豪首相は4月23日、空軍用のF-35A戦闘機を72機調達することを発表したが、同時に「さらに1個飛行隊分、F-35を調達するオプションを残しているが、どのタイプを調達するのかは、次回(2015年刊行予定)の国防白書を作成しながら検討する」と表明した。

 これを受けて、ジョンストン国防相は5月17日、キャンベラ級強襲揚陸艦は計画段階から、F-35Bを搭載する能力を視野に収めていたことを明らかにした。

 豪州の強襲揚陸艦保有は、1999年の東ティモール国際軍派遣における輸送・揚陸能力の不足を教訓としている。この教訓をもとに、キャンベラ級強襲揚陸艦では大型ヘリ4機(兵士220人)または中型ヘリ6機を同時に発艦させる能力と、上陸部隊1046人、車両110両、揚陸艇4隻などを搭載するドック型揚陸艦としての能力が要求された。



キャンベラ級強襲揚陸艦の断面図

(豪国防物資機構ファクトシート、2013年4月)