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『NEWSを疑え!』第313号(2014年6月26日号)

『NEWSを疑え!』第313号(2014年6月26日号)
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆小型武器を「重火器」と呼ぶ日本の警察
◆敵が使う武器は海保・警察では対処不能
◆RPG-7が「重火器」だって?
◆なぜ沈黙する警察や海保の現場
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・ロシアに牛耳られる北朝鮮経済
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・米空母と行動する他国艦艇の防護はどうなる(西恭之)
◎編集後記
・朝日新聞はいつ、訂正を出すかな

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

◇◆小型武器を「重火器」と呼ぶ日本の警察

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

Q:安倍晋三政権は、集団的自衛権の行使容認問題と同時に、いわゆる「グレーゾーン」事態、つまり「武力攻撃に至らない事態で、しかも現行法制では対処できない」ケースについても議論し、法整備をしたいとの意向です。今回は、このグレーゾーン事態の議論を小川さんがどう見ているのか、聞かせてください。

小川:「グレーゾーン事態をめぐる議論を聞き、関連する新聞・テレビ報道を見るたびに、私はいたたまれない気持ちになります。それというのも、交わされるのは机上の空論ばかりで、しかも、それぞれの関係者が、実際に現場に投入されるであろう自衛官はもとより、海上保安官や警察官のことを何一つ考えずに、勝手なことを言い散らしているからです」

「新聞では、『自衛隊は尖閣諸島の防衛を理由に自らの権限を拡大しようとしている』という警察庁幹部の発言すら報道されました。尖閣問題は警察や海上保安庁で十分対処できる、と警察関係者が言っているというのです。国家安全保障の問題を、自衛隊や警察の権限争いというレベルの低い問題に矮小化している、とも言えます。この警察幹部を探し出して『どのように対処するのか』と問い詰めれば、答えられないに決まっているのですが」

【5月28日付け毎日新聞、関連部分のみ】
政府側には、沖縄県・尖閣諸島などの無人島に限らず、本土のへき地にも警察が対応困難な場所があるとして、自衛隊の活動範囲を広げる狙いがあるとみられる。その場で公明党に謝罪したものの、その後の同党の会合では警察庁幹部が「基本的に本土で警察権が及ばないところはない」と説明。政府内の足並みの乱れを露呈した。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140528ddm003010126000c.html

小川:「自民党の防衛関係議員が与党協議の行方について、『自衛権と警察権のせめぎ合いになるだろう』と語った、と伝える時事通信の記事もありました。こんな話ばかりが出てくるのは、本当に困ったことです。そんなことでは、警察官や海上保安官、そして自衛官に無用な死者が出るのは避けられません」

自衛隊権限拡大が焦点=グレーゾーン事態で与党
(2014年5月16日、時事通信
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201405/2014051600881