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『NEWSを疑え!』第316号(2014年7月7日特別号)

『NEWSを疑え!』第316号(2014年7月7日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・米国で進むマグロ型ロボットの開発
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・たかがパソコンの更新というなかれ!(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

・米国で進むマグロ型ロボットの開発

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 マグロをモデルに設計された無人潜水艇の共同開発が、米国海軍、国土安全保障省、ボストン・エンジニアリング社によって進められている。港湾の警備、艦船の監視、機雷の探知などに利用するのが目的で、ボストン・エンジニアリング社の地元マサチューセッツ州政府も、海底油田・ガス田などでの民生利用を視野に入れて、開発を助成している。

 マグロは巨体にもかかわらず、泳ぐ速さと機敏さで知られており、水中ロボットの一つのモデルとなってきた。

 魚にセンサーと発信機を取り付けて、行動を直接観測する方法が1990年代に普及してからは、マグロの遊泳速度は時速7キロ(競泳200メートル自由形の世界記録と同じ)、瞬間的な最高速度は時速18キロと測定されている。ちなみに、時速80キロという「マグロ快速伝説」は1960年代、マグロがかかった釣り糸がリールから巻き出される速度から推定したものだ。

 マサチューセッツ工科大学(MIT)海洋工学センターは1994年にマグロ型ロボット「ロボツナ」を開発し、水槽で実験を始めた。

 ロボツナは全長1.2メートルで、肋骨40本など2843個の部品からできていた。複雑すぎるロボツナの単純化を進めた開発陣は2009年、油田サービス会社シュルンベルジェの助成を得て、全長46センチ、わずか部品10個のロボットを、バス(スズキ)とサバをモデルに開発した。


渦度制御無人潜水艇(VCUUV)
(ドレイパー研究所刊 Explorations 2005年冬号)