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『NEWSを疑え!』第322号(2014年7月31日号)

『NEWSを疑え!』第322号(2014年7月31日号)
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆「訂正記事」こそ信頼を生む
◆「新聞は歴史の記録者」なのか
◆米国TVの戦争報道
◆これで政府の誤りを正せるか
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・地下トンネルこそイスラエルの脅威
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・ハマスのロケット弾とは(西恭之)
◎編集後記
・機能していない校閲部、紙面審査委員会

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

◇◆「訂正記事」こそ信頼を生む

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

Q:朝日新聞が2014年6月15日朝刊の一面トップで大誤報記事を載せたことは、当メルマガでお伝えしました。その後、訂正記事が出たとは聞きません。集団的自衛権の問題に限らず、テレビ・新聞・雑誌など媒体も限りませんが、マスコミは1度出した報道の内容を訂正したくないようです。どう思いますか?

小川:「私は、朝日新聞が『集団的自衛権』と『集団安全保障』を混同した誤報をどう処理するか注目しています。しかし、いまのところ何の動きもないようです。朝日サイトには同じ記事がそのまま載っていますね」

「日本のジャーナリズムは基本的に、訂正記事を出すのは『』だ、と考えています。だから、記事に間違いがあったとしても、できれば訂正などしたくない。時がたてば、読者や視聴者は忘れてくれるだろう、とでも思っているかのようです」

「明らかに間違いだと示す証拠を突きつけられ、放っておくと社会問題化したり、訴訟問題に発展しかねないというときは、仕方なく訂正します。しかし、訂正するときは、できるだけ目立たないように、小さな活字を使って小さな記事を出します。これは新聞も雑誌も同じです」

「テレビを見ていると、アナウンサーが突然、『先ほど不適切な表現がありました。お詫び致します』と謝ることがあります。誰が口にした表現なのか、その表現のどこがどう不適切だったのか、はっきりしない場合も珍しくありません。どこからか抗議電話がかかってきて、慌てて『とりあえず謝っておけ』ということでしょうか」

「不適切な表現を繰り返して、視聴者に重ねて不愉快な思いをさせる必要はありませんが、たとえば『目の不自由な方に不快な思いをさせて申し訳ありませんでした』といった言い方で、何がまずかったのか示すべきでしょう。あるいは、生放送中で詫びたことについては別途サイトで事情を説明することも、あってよいでしょう」

「あるいは、戦闘機も旅客機と同じ飛行機ですから、10機あればつねに10機が飛べる状態にある、などということはありえません。整備が必要だし、パイロットの数にも制約されるのが常識でしょう。そういうことを、青木さんは繰り返し叩き込んでくれたように思います。そこで今回は、船積み、幕僚諸元、戦闘機の飛行時間という三点からお話ししましょう」