『NEWSを疑え!』は有料メールマガジンコンテンツです。バックナンバーは会員登録をされた方のみ読む事が出来ます。
  • 会員登録をされていない方は「購読する」ボタンより購読手続きを行って下さい。
  • 購読する

  • 会員の方は枚ページログイン後「バックナンバーを読む」ボタンよりお読みいただけます。
  • バックナンバーを読む

『NEWSを疑え!』第326号(2014年8月18日特別号)

『NEWSを疑え!』第326号(2014年8月18日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・中国が南シナ海に展開する大型飛行艇
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・日本のエボラ対策は平和ボケしている(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

・中国が南シナ海に展開する大型飛行艇

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 中国の小型航空機メーカー・中航通用飛機有限責任公司(CAIGA)は7月下旬、開発中の大型飛行艇TA600の初飛行を、2015年後半に予定していると明らかにした。この大型飛行艇は、中国が南シナ海の係争海域で行なっている岩礁や浅瀬の埋め立ての動きと軌を一にするもので、中国の実効支配を強化する手段に使われる可能性が高い。

 現在売り出し中の飛行艇で、海上で長距離にわたる哨戒や救難を行う能力があるのは、日本の新明和工業が製造し、2007年から海上自衛隊が運用しているUS-2しかない。

 US-2は、全長33メートル、全幅33メートル、最大離着水重量43トン。波高3メートルの荒海でも、わずか330メートルの滑走で着水できる高い性能を誇る。さらにUS-2の航続距離は4700キロに及び、給油地点から1900キロ飛行しても、目標海域で2時間、活動することができる。


US-2救難飛行艇(海上自衛隊航空集団サイト)

 防衛省によるUS-2の調達は、現在までに試作機を含め5機と少なく、日印両政府は輸出または共同生産を検討している。新明和工業は多目的飛行艇、消防飛行艇、旅客輸送飛行艇(乗客38人)などへの民間転用も提案している。