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『NEWSを疑え!』第340号(2014年10月9日号)

『NEWSを疑え!』第338号(2014年10月2日号)
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆「逆ギレ」は朝日だけじゃない
◆毎日新聞を紙面で批判したら
◆メディア面を使って「逆ギレ」
◆「無知な大衆を導く」の思い上がり
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・オバマ大統領への情報機関の反撃が始まる
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・陸上自衛隊は占領地の治安任務に耐えられるか(西恭之)
◎編集後記
・「イスラム国」と向き合うテロ対策

◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)

◇◆「逆ギレ」は朝日だけじゃない

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:朝日新聞は2014年8月上旬、いわゆる「慰安婦」問題の自社報道を検証する記事を掲げ、「強制連行」証言が虚偽だったとして過去の記事を取り消しました。すると、雑誌をはじめ朝日以外の新聞、テレビ朝日系列以外のテレビも、こぞって朝日叩きに転じました。どう見ていますか?

小川:「朝日新聞は、虚偽の証言に基づく記事を書き、長い間それを訂正せず、やっと自己検証したと思ったら、きちんと謝罪しなかった。それどころか朝日は、池上彰さんコラムの掲載拒否騒動、福島第一原発の吉田所長証言をめぐる記事の取り消しなど、失態を重ねてしまった。だから、朝日が批判され叩かれるのは、当たり前ですね」

「ただ、新聞やテレビに突っ込みを入れるのが仕事で、以前から朝日に批判的だった『週刊文春』『週刊新潮』が、毎週競うように取り上げたのは当然としても、メディアが猫も杓子も朝日叩きという状況は、どうかと思います」

「たとえば『自分たちの慰安婦問題に関する過去の報道はこうだった。現在はこう考えている』と、しっかり自己検証したうえで、朝日を批判するならわかります。しかし、そうしたメディアが、どれほどあるでしょうか。『この際、うちも朝日批判に回っておこう』という感じの無責任な報道を、少なからず見受けました」

人の振り見て我が振り直せ、他山の石(他山の石、以て玉を攻むべし)、The fault of another is a good teacher.(他人の失敗こそよい教師)といいますが、それができないメディアが多いのです。素直に謝罪しない朝日は、見苦しい言い訳や開き直りとも思える態度を見せました。逆ギレしたわけですが、これもまた、朝日新聞の専売特許ではありません」

「というのは、すでに当メルマガでさわりだけご紹介したように、私はかつて毎日新聞を批判したとき、逆ギレされた経験があるからです。今回は、これを振り返って、詳しくお話ししておきたいと思います」