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『NEWSを疑え!』第356号(2014年12月15日特別号)

『NEWSを疑え!』第356号(2014年12月15日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・米海軍の対艦ミサイルに人工知能
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・開票速報…淋しいなぁ(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

・米海軍の対艦ミサイルに人工知能

(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)

 米海軍が冷戦終結後初めて開発を進めている長距離対艦ミサイル(LRASM)に、世界の専門家の熱いまなざしが注がれている。

 この長距離対艦ミサイルは、米海軍が低下していた水上艦の対艦戦闘能力を再建するため開発しているもので、防空レーダーと電子妨害を突破して敵艦を狙い撃ちするため、人工知能による高度の自律飛行能力を備えている。

 冷戦後の米海軍は、近代的な艦艇どうしの戦闘が発生する見込みはないと判断し、水上艦の艦対艦ミサイルを削減した。1980年代に開発されたトマホーク対艦巡航ミサイル(TASM)も、90年代に対地攻撃用に改修されてしまった。

 TASMの射程は370キロもあったが、370キロをTASMが飛行する25分間に、目標の艦艇は20キロほど移動することができる。TASMのシーカー(センサー)は、射程140キロほどのハープーン・ミサイルのものを流用したので、20キロもの距離を移動する目標を追うことはできなかった。

 ハープーン・ミサイルも、アーレイ・バーク級イージス駆逐艦の29番艦以後(フライトIIA)には搭載されていない。29番艦以後が搭載しているスタンダードSM-2ブロックIVの、対艦攻撃における射程は40キロである。