- 『NEWSを疑え!』第413号(2015年7月16日号)
- ◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆防衛駐在官に関する基礎知識
◆日本の派遣状況
◆各国の駐在武官は?
◆防衛駐在官を増やすだけでは
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・北朝鮮が備える炭疽菌工場
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・ドイツ連邦軍軍人の抗命権と抗命義務(西恭之)
◎編集後記
・「家族への手紙」は悪いことか?
◎編集後記
・「家族への手紙」は悪いことか?
少し長いですが、まずは以下の毎日新聞(7月11日付け)の「スクープ」をお読みください。
「陸上自衛隊の北部方面隊(北海道)で2010~12年、隊員たちが『遺書』とも受け取れる『家族への手紙』を書くよう指示されていたことが、元隊員や陸自北部方面総監部への取材で分かった。総監部は『服務指導の一環で、遺書ではない』とするが、元隊員は『事実上の遺書だった』と証言した。安全保障関連法案の衆院審議が大詰めを迎える中、波紋を呼びそうだ。【三股智子、前谷宏】
元隊員は、陸上自衛隊を今年1月に定年退職し、北海道東部に住む元2等陸曹、末延(すえのぶ)隆成さん(53)。1980年に東京の私立高を卒業して陸自に入隊し、北海道や関東各地で任務に就いた。
北部方面隊鹿追駐屯地(北海道鹿追町)に所属していた2010年12月、上官から突然、『休暇前に「家族への手紙」を書き、個人用ロッカーの左上に入れておくように』とA4判の白紙1枚と茶封筒を渡されたという。
(小川和久)