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『NEWSを疑え!』第427号(2015年9月10日号)

『NEWSを疑え!』第427号(2015年9月10日号)
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆ 核兵器の「基本」をおさらいする
◆ 原爆は核分裂、水爆は核融合
◆ 原爆にはウラン型とプルトニウム型
◆ テロリストが核兵器を使うと
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・放射能過敏症へのウッズホール海洋研究所からの回答
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・中国の空母キラーを封じる米F-22の新戦術(西恭之)
◎編集後記
・軍縮と平和構築のプロ・堂之脇大使

◇◆ 核兵器の「基本」をおさらいする

Q:内閣府が2015年7月21日、「日本が国内外で保有するプルトニウムが2014年末時点で47・8トンになり、前年より0.7トン増えた」と原子力委員会に報告した、というニュースがありました。みんなプルトニウムが核兵器の原料になることを知っていると思いますが、同じく原料になるウランの保有量の話がなぜニュースにならないか、ちゃんと説明できる人は少ないでしょう。今回は、そんな話を聞かせてください。

小川:「内閣府の報告によれば、日本が保有しているプルトニウムは合計47.8トンで、国内に10.8トン、海外に37トンあります。国内分は過去に処理したり輸入したりしたもので、再処理工場が稼働しておらず量は増えていません。海外ではイギリスに20.7トン、フランスに16.3トンあり、再処理工場に処理を委託したものが、そのまま保管されています。増加した0.7トンは、イギリスで新たに再処理された分です」

「原子炉から出た使用済み核燃料は、再処理工場で使えるウランやプルトニウムを取り出して再利用します。日本には青森県六ヶ所村に六ヶ所再処理工場があります。ところが、1993年に着工され06年にアクティブ試験(最終段階の試運転)を始めたものの、相次ぐトラブルで竣工が延期に延期を重ね、現時点では2016年3月が(計画上の)完成時期とされています。これまで処理した量はわずか4トン。当初7600億円の建設費が2兆2000億円に膨れあがって、なお試運転期間中(停止中)です」



(小川和久)