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『NEWSを疑え!』第431号(2015年9月28日特別号)

『NEWSを疑え!』第431号(2015年9月28日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・原発避難の前提が変わる?
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・中国は南シナ海での米軍の行動を認める?(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye)・原発避難の前提が変わる?

 東京電力福島第一原発周辺住民の避難措置は、「放射線被曝によってがんと遺伝的影響が起こる確率は、被曝線量が限りなくゼロに近くても線量に比例する」という仮説(専門的には「直線・閾値なし(LNT)仮説」)に基づいている。

 政府が避難を指示した同原発から半径20キロ圏の警戒区域、その外の計画的避難区域、特定避難勧奨地点から避難した住民は、最大16万4865人に上った。避難していなかった場合の被曝線量は、事故後4年間の合計で平均16ミリシーベルトとされる。被曝線量1シーベルトの人が、やがて致命的ながんにかかる確率は5パーセントなので、LNT仮説に基づくと、避難によって132人が致命的ながんを防止することができたと予測される。

 ちなみに、避難中・避難後に健康状態が悪化したことによる福島県民の震災関連死は、震災後4年間で1884人に上っている。



(小川和久)