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基礎的な軍事知識を備えよう『NEWSを疑え!』

『NEWSを疑え!』第448号(2015年12月3日号)
◎ストラテジック・アイ(Strategic Eye)
◇◆ 基礎的な軍事知識を備えよう
◆ 憲法学者の軍事理解は小学生なみ
◆ 軍事は「数字の世界」
◆ 国会に常設委員会を設置せよ
◎セキュリティ・アイ(Security Eye)
・ テロは貧困が原因ではないとするデータ
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ(Military Eye)
・ レッドチームについて知っておこう(西恭之)
◎編集後記
・ さらば日本のインテリ

◇◆ 基礎的な軍事知識を備えよう

Q:メルマガ先週号は、複数の外務省OBが「集団安全保障」と「集団的自衛権」を依然として混同しているという問題でした。安保法制の議論から感じたのは、法案賛成側・反対側のどちらも、誰がどう見てもこうだろうという「基礎的な軍事知識」がないまま、軍事的に成り立つはずのない荒唐無稽な主張を繰り返していたことです。小川さんの考えを聞かせてください。

小川:「政治家も官僚も、基礎的な軍事知識が欠如したまま、あまりにも非常識な議論をしている。このことを私は、それこそ30年以上も前から(笑)声を大にして主張してきました。イラク戦争が始まる直前の2003年3月、衆議院の『憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会』に参考人として呼ばれたときも、そんな話をしています。ちょっと長くなりますが、お読みください」

●第156回国会 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第2号
(平成15年3月6日)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/012715620030306002.htm
※以下は衆議院会議録から抜粋

○小川参考人

ただ、私の率直な考えを申し上げますと、内閣法制局もそうですし、それこそ、防衛庁にしたって、自衛隊にしたって、外務省にしたってそうなんですが、軍事問題に関する基礎知識について、もうちょっとレベルアップを図るための努力をみんなでしなきゃだめなんじゃないかと思いますよ。

例えば、PKFについて、憲法の枠内で最大限日本が貢献できるための線引きはRCTだなんということを私が略語を使って言うと、もうRCTという言葉を内局官僚で知っている人はほとんどいない。たまたまそれを僕が言った相手は、当時の防衛政策課長、今の審議官の新保さん、彼は陸上自衛隊の担当だからRCTという言葉はわかるわけですよ。でも、ほかの人はわかりませんよという話。でも、これをわからなかったら、モデルを提示することができないじゃないかという話なんですね。



(小川和久)