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シースパローで中国の超音速対艦ミサイルを防ぐ

『NEWSを疑え!』第495号(2016年6月6日特別号)
◎テクノ・アイ(Techno Eye)
・シースパローで中国の超音速対艦ミサイルを防ぐ
(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎編集後記
・ギャラクシー賞…本当に優れた番組なの?(小川和久)

◇◆ シースパローで中国の超音速対艦ミサイルを防ぐ

 5月23日号のテクノ・アイでは、米海軍を主力とする艦隊が、東アジアなどで中国などの多数の対艦ミサイルを迎撃する場合、長距離迎撃ミサイルよりも、一発の単価が安く、大量に搭載・発射可能な、射程30海里(55キロ)以下の兵器による迎撃のほうが有効とする分析を紹介した。

 そうした兵器の一つ、発展型シースパローミサイル(ESSM)には、「既存の発射装置とプラットフォーム(艦艇や航空機など移動手段)に全く新しい能力を与える」という、米国の兵器開発の思想が表れている。ESSMは個艦防空ミサイルのシースパローが、超音速対艦ミサイルを迎撃するため進化し、付近の艦船を防護する(僚艦防空)能力を獲得したもので、さらに、艦隊の迎撃能力を強化するESSMブロック2の開発が進んでいるからだ。

 シースパロー艦対空ミサイルは、低空飛行する対艦ミサイルを迎撃するため、1960年代にスパロー空対空ミサイルを艦載化して開発された。全長3.66メートル、直径203ミリで、重量230キロのうち41キロの弾頭が近接信管によって爆発し、円形に飛び散った破片が目標に損害を与える。



(小川和久)