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『NEWSを疑え!』第3号(2011年4月8日号)

『NEWSを疑え!』第3号(2011年4月8日号)
◎原子力事故──『人災』と総括して、未来を切り開け
・JCO事故──危機管理の発想がなかった原子力の現場
・原子力安全に必要な思想・哲学
・危機意識を育まない『親方日の丸』体質

ストラテジック・アイ(Strategic Eye):

原子力事故──『人災』と総括して、未来を切り開け

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:小川さん、4月4日の毎日新聞、読みましたか。前福島県知事の佐藤栄佐久さんが「深刻な事態は国の原子力政策が招いたもので、天災によるものではない」と怒り心頭に発したコメントをしています。

小川「佐藤さんが仰る通りです。人災の角度から捉えないと再発は防げません。現政権の玄葉光一郎国家戦略担当大臣は佐藤さんの娘婿ですから、政府の方針にも影響力があると思うべきでしょう」

Q:素朴な質問ですが、今回の福島第1原発の事故の予兆とか伏線と思われる動きなどはなかったのでしょうか。

◆◇JCO事故──危機管理の発想がなかった原子力の現場◇◆

小川「忘れられないのは、核燃料加工会社JCOの臨界事故が起きる1年前の出来事です。1998年7月、茨城県の招き水戸に行き、原子力事故を視野に入れた危機管理の講演を行った。茨城県には東海村があり、日本の原子力の原点のような土地柄ですからね。ここまではよかったのですが…」

Q:何があったのですか?

小川「驚かされたのは講演後の懇親会でのことです。あろう事か、原子力関係者の口から『原子力事故危機管理のテーマだと初めて知りました』との言葉が飛び出したのです。これには私を招いた茨城県の総務部長(総務官僚)もびっくり。思わず2人で顔を見合わせましたよ」

Q:そんなレベルの人たちが原子力を扱っていたのですか!