『NEWSを疑え!』は有料メールマガジンコンテンツです。バックナンバーは会員登録をされた方のみ読む事が出来ます。
  • 会員登録をされていない方は「購読する」ボタンより購読手続きを行って下さい。
  • 購読する

  • 会員の方は枚ページログイン後「バックナンバーを読む」ボタンよりお読みいただけます。
  • バックナンバーを読む

『NEWSを疑え!』第9号(2011年5月5日号)

『NEWSを疑え!』第8号(2011年5月2日特別号)
◎銘記せよ! 装備の不備は対策の不在──福島第1原発事故の教訓
・原発に備えるべき装備とは?
・時間をロスしたコンクリートポンプ車投入
・チーム・ニッポンでロボット大国の復権はあるか
◎セキュリティ・アイ:リビア動乱、4万人以上を脱出させた中国の実力(主任研究員・西恭之)
◎ミリタリー・アイ:空母キラー・中国の対艦弾道ミサイルは本当に脅威か(主任研究員・西恭之)
◎今週の言葉:ロボットとロボット3原則
◎編集後記:被災地の消防団員 原発事故検証委員会

ストラテジック・アイ(Strategic Eye):

◇◆銘記せよ! 装備の不備は対策の不在──福島第1原発事故の教訓◆◇

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:3月11日の東日本大震災から50日以上が経過しました。死者・行方不明者数は未だに確定できず、福島第1原発もやや小康状態とはいえ、依然として気を緩めることができない状況です。原発事故では、核燃料プールに注水する通称「キリン」ことコンクリートポンプ車(生コン圧送機)をはじめ、さまざまな装備が活躍中ですが、なんとも残念なのは、その多くが外国からの借り物ということですね。ついこの間までGDP(国内総生産)世界第2位の経済大国で、しかも世界有数の技術力を誇る工業国の日本が、なぜ原発事故に使える機材や装備をもっていないのか。こんなことでは技術大国の名が泣く、情けない限りだという思いを強くします。そこで今回は、原発事故に対する装備の不備という問題について、小川さんの考えを聞かせてください。

小川:「原発事故に対する装備の不備は、今回の大震災で私が非常に気になった問題の一つです。日本にもともと原発事故を想定する対策があったのなら、いま世界各国から借りている装備品は当然、以前から持っているはずのものばかりでした。ところが、その装備がなかった。これは、原発事故への対策そのものが存在しなかったことを物語っています。