『NEWSを疑え!』は有料メールマガジンコンテンツです。バックナンバーは会員登録をされた方のみ読む事が出来ます。
  • 会員登録をされていない方は「購読する」ボタンより購読手続きを行って下さい。
  • 購読する

  • 会員の方は枚ページログイン後「バックナンバーを読む」ボタンよりお読みいただけます。
  • バックナンバーを読む

『NEWSを疑え!』第30号(2011年7月14日号)

『NEWSを疑え!』第30号(2011年7月14日号)
◎北朝鮮特集(第1回)──北朝鮮は38度線を突破できるか
・巨大な陸上戦力の装備は著しく旧式。そのままでは近代戦を戦えない
・小規模な海上戦力は、沿岸での特殊作戦能力に要注意
・近代システムのない航空戦力は運用すら無理か
◎セキュリティ・アイ:江沢民情報の統制は、中国当局の自信のなさを象徴(主任研究員・西恭之)
◎ミリタリー・アイ:中印をにらむ米国の海洋戦略とオーストラリア(主任研究員・西恭之)
◎テクノ・アイ:商船改造型の補給艦による洋上給油(主任研究員・西恭之)
◎今週の言葉:在韓国連軍
◎編集後記:電力会社が言う「原発の安全対策」の実態

ストラテジック・アイ(Strategic Eye):

◇◆北朝鮮特集(第1回)──北朝鮮は38度線を突破できるか◆◇

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:2010年11月23日の延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件から半年余り。大震災や原発関連ニュースが連日報じられるなか、北朝鮮についての報道はあまり見かけません。目立ったニュースは、5月の金正日(キム・ジョンイル)総書記の訪中、6月の韓国の情報機関・国家情報院による金正恩(キム・ジョンウン)のリーダーシップが問われているという報告(理由は2009年11月に実施されたデノミネーションの失敗や住宅建設の遅れなど)くらいでしょう。そこで、今回からしばらく、北朝鮮の軍事力をめぐる問題を取り上げていただきたいと思います。

小川:「北朝鮮の軍事力は、数量的に見ればたいへん巨大なものです。2005年3月8日、当時の在韓国連軍司令官ラポート大将は米国上院軍事委員会で『北朝鮮は人口比で世界一軍事化された国だ。現役将兵110余万人、予備役500余万人という世界第4位の規模の軍事力を保有している』と証言しました。そもそも軍事力を兵員数だけで量るのはナンセンスですが、その数もまた北朝鮮が世界有数の軍事国家である現実を示していることは確かです。とにかく、数のうえでは巨大な軍事力なので、日本国民の間でも、いまにも北朝鮮が韓国に攻め込んだり、日本に弾道ミサイル攻撃を仕掛けてくるかのような見方が跡を絶ちません。しかし、これでは北朝鮮の軍事力の本質を見誤ることになり、安全な状態にしていくことなど夢のまた夢です」

Q:見かけの兵力と問題にすべき北朝鮮の軍事力は違う、ということですね?