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『NEWSを疑え!』第67号(2011年11月24日号)

『NEWSを疑え!』第67号(2011年11月24日号)
◎延坪島砲撃1周年──北朝鮮をソフトランディングに追い込む米戦略
・絶妙の海域設定で北朝鮮に「逃げ道」を与えた米韓合同演習
・日米合同演習で垣間見えた米国の統合エアシーバトル構想
・国防総省高官の匿名論文が想定する10年後の北朝鮮
◎セキュリティ・アイ:「メモゲート事件」が映し出すパキスタンの不安定さ(主任研究員・西恭之)
◎ミリタリー・アイ:「米国の」「著名な」「軍事専門家」(主任研究員・西恭之)
◎テクノ・アイ:地球上のどこでも直撃──米陸軍が実験に成功(主任研究員・西恭之)
◎今週の言葉:北朝鮮の240ミリ自走ロケット砲(主任研究員・西恭之)
◎編集後記:「軍歴のある議員」の見解も、鵜呑みは禁物

ストラテジック・アイ(Strategic Eye):

◇◆延坪島砲撃1周年──北朝鮮をソフトランディングに追い込む米戦略◆◇

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:北朝鮮は2010年11月23日、韓国北西部の延坪島(ヨンピョンド)に向けて砲弾百数十発を撃ち込みました。韓国軍も応戦して50分ほど撃ち合い、韓国側は海兵隊員2人と民間人2人が死亡し、20人ほどが負傷しています。この延坪島砲撃事件からちょうど1年にあたり、今回は改めて事件を振り返り、東アジア情勢や米軍の動向について聞かせてください。

小川:「まず、1年前に何が起こったのか、砲撃事件をざっとおさらいしておきましょう。延坪島は、国連軍が朝鮮半島西側の黄海上に南北軍事境界線として定めた『北方限界線』(NLL)の南約3キロにある人口1700人ほどの小さな島です。北朝鮮から10キロ余りしか離れていない『最前線』で、韓国軍の駐屯地がおかれ、海兵隊員などが常駐しています」

「対岸の北朝鮮は、脱北した兵士による『付近の海岸には大砲が1000門ほどある』という証言通り、海岸砲台や自走砲などでハリネズミのように武装しています。海岸砲台は、銃眼だけを空けて大砲を収めたコンクリート製の構築物で、連合軍のノルマンディ上陸作戦を描く映画に出てくるドイツ軍のトーチカをイメージしてもらえばよいでしょう。これらは基本的には、上陸してくる敵を撃破するためのものです」