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『NEWSを疑え!』第71号(2011年12月8日号)

『NEWSを疑え!』第71号(2011年12月8日号)
◎慰安婦問題を解決できない日本は一人前の国ではない
・なぜ、慰安婦問題なのか
・日本に必要な戦略的対応とは?
・『大人の解決』によって日本への信頼が生まれる
◎セキュリティ・アイ:お家の事情から見たイスラエルの対外強硬姿勢(主任研究員・西恭之)
◎ミリタリー・アイ:中国の地下トンネルに核兵器3000発?米紙報道の真偽(主任研究員・西恭之)
◎テクノ・アイ:火星を走る新型原子力電池自動車(主任研究員・西恭之)
◎今週の言葉:慰安婦をめぐる米国議会の対日謝罪要求
◎編集後記:引かれ者の小唄

ストラテジック・アイ(Strategic Eye):

◇◆慰安婦問題を解決できない日本は一人前の国ではない◆◇

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:このメルマガの配信日は12月8日。ちょうど70年前のこの日、日本はハワイの真珠湾を攻撃、英米に宣戦を布告して、太平洋戦争に突入しました。実は私(坂本)は毎週1回、日本大学藝術学部の放送学科で3~4年生を教えており、戦争中の放送について話すことがよくあります。ところが、授業で「日本がこの前の戦争を始めたのはいつ?」と聞くと、8割方の学生が昭和16年12月8日を知らず、「終わったのは昭和20年8月15日だったと思うんですけど……」というようなことをいいます。結局、放送の話は棚上げにして、歴史の授業を1コマやるのが毎年の恒例になっている始末。歴史問題は風化の一途をたどっているわけですが、一方で、日本がまだ未解決のまま残している歴史問題も存在しますね。今回は、そんな問題を取り上げてください。

小川:「その歴史問題の中でも慰安婦問題は、特に韓国との間で竹島問題とならぶトゲのような存在で、ずっとくすぶり続けています。そして燃え上がっては両国関係に冷水を掛けることの繰り返しです。これを解決しないで日韓の友好親善もありませんし、日本の安全保障や拉致問題の解決にも悪影響が出かねません」

「韓国側では朴(パク)元淳(ウォンスン)ソウル市長が11月9日、ソウル外信記者クラブで記者会見し、慰安婦だった女性たちを支援する団体が在韓日本大使館前に記念碑を建設しようとしている問題について『過去を完全に清算しなければ将来も足かせになる』と発言、日本政府は元慰安婦の女性に補償すべきだとの考えを示しています。11月28日にソウルで開かれた日韓議員連盟(会長=渡部恒三元衆院副議長)の合同総会でも、今月中旬に予定される李明博(イ・ミョンバク)大統領の来日前に懸案事項を前進させようと、元慰安婦の補償問題を協議しましたが、物別れに終わっています。日本政府のほうも11月30日の閣議で、元慰安婦支援団体が計画した在韓日本大使館前での記念碑建立をソウル市が許可した問題について『記念碑建設は日韓関係に好ましくない影響を及ぼしかねない』とする答弁書を決定しました」