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『NEWSを疑え!』第113号(2012年5月10日号)

『NEWSを疑え!』第113号(2012年5月10日号)
◎日本は「新兵器がなければ降伏する国」か?
・対人地雷の時と瓜二つのF35報道
・自衛隊シンパ記者は贔屓の引き倒し
・軍事的合理性を無視した嘆き節
◎セキュリティ・アイ:10億人が飢餓に直面――インド・パキスタン核戦争の「核の冬」(主任研究員・西恭之)
◎ミリタリー・アイ:インド洋の戦略拠点となるオーストラリア領ココス諸島(主任研究員・西恭之)
◎編集後記:知ってますか?『緑の戦線』という軍歌

ストラテジック・アイ(Strategic Eye):

◇◆日本は「新兵器がなければ降伏する国」か?◆◇

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:防衛省が2011年12月にアメリカのF35を導入すると決めた航空自衛隊の次期戦闘機FX(FX=Fighter-eXperimental)ですが、予定より遅れるのではないかという報道が出ています。自衛隊が提案要求書で2016(平成28)年度中に4機の納入を要求しているところ、アメリカ国防総省はF35の運用開始時期が2019年度からになると議会に報告したというのです。この問題について小川さんの考えを聞かせてください。

小川:「1971年に配備が始まり老朽化が進むF4ファントムの後継機をどうするか、という航空自衛隊のFX問題は、当メルマガでも第22号(2011年6月16日号)と第65号(同11月17日号)でお伝えしました」

「2011年9月頃までは、開発が遅れているF35は間に合いそうになく、FA18スーパーホーネットとユーロファイター・タイフーンが有力とされていました。しかし、11年10月初旬にロッキード・マーティン社がホテル『ザ・ペニンシュラ東京』でF35の説明会を開き、このとき、いつまでに何機生産できるという計画が提示され、統合ネットワーク能力による新型コックピットも公開されました。本命中の本命であるF35が参戦したからには、機種選定はF35が最有力というのが私の見方で、実際その通りになりました」

「この間、アメリカ政府は2016年度の期限内に1号機を納入すると確約し、共同開発国ではないにも拘わらず、日本の防衛産業に対して特例として機体に関する機密情報を開示すると表明し、防衛省は一気にF35導入に傾いたわけです」