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『NEWSを疑え!』第116号(2012年5月21日特別号)

『NEWSを疑え!』第116号(2012年5月21日特別号)
◎テクノ・アイ:元米軍No.2が語る「ハード重視時代の終焉」(主任研究員・西恭之)
◎編集後記:軋む日中関係。中田先生なら…。(小川和久)

◎テクノ・アイ(Techno Eye):

元米軍No.2が語る「ハード重視時代の終焉」(主任研究員・西恭之)

 昨年8月まで4年間、米軍制服組のナンバー2だったカートライト前統合参謀本部副議長(海兵隊退役大将)は5月15日、軍通信電子協会(AFCEA 軍産学の団体)と米海軍協会が共催した大会の基調講演で、これまでのハードウェア中心の軍事戦略と装備調達をソフトウェア重視に転換しなければ米国の軍事力は空洞化の危機に直面すると警告、各方面に衝撃を与えた。

 カートライト演説のポイントは以下の点に尽きる。

 米軍は過去10年間の戦争で消耗した兵器を買い替える段階になって、緊縮財政に直面している。今こそ、高価で陳腐化リスクが高い「プラットフォーム中心の兵器」よりも、ソフトウェアの更新によって安価に性能を向上させられることができる、真のIT兵器に投資を振り向ける必要がある――。

 さらにカートライト元大将は、「向こう10年間の国防予算は、推計値より4800億ドル、11パーセントの削減が決まっているが、結局は20‐26パーセント削減される可能性が高い。削減額が7500億ドル以上の場合、軍事戦略と兵器調達を大きく変えなければ、米軍は空洞化する」と、米国をはじめ緊縮財政に直面する各国に兵器調達の大胆な見直しを提言した。