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『NEWSを疑え!』第121号(2012年6月7日号)

『NEWSを疑え!』第121号(2012年6月7日号)
◎日本は『海洋資源大国』を自覚しているか?
・日本の大陸棚は海洋資源の宝庫だ
・海洋国家の常識「マーレ・ノストロ」
・海洋国家らしい国家戦略はあるか
◎セキュリティ・アイ:天然ガスに翻弄される欧州──ロシア依存は10年ほど続く(静岡県立大学グローバル地域センター特任助教・西恭之)
◎ミリタリー・アイ:中台関係のカギを握る中国の新型弾道ミサイル(西恭之)
◎編集後記: 森本防衛大臣

ストラテジック・アイ(Strategic Eye):

◇◆日本は『海洋資源大国』を自覚しているか?◆◇

国際変動研究所理事長 軍事アナリスト 小川和久

Q:日本政府は2012年4月27日、かねて日本が申請していた大陸棚の延長を、国連の大陸棚限界委員会が認めたことを発表しました。大陸棚が広がるわけですが、これには早速、周辺国が反発。中国外務省の報道官は同日、「沖ノ鳥島は排他的経済水域(EEZ)や大陸棚に含まれるべきではない」「国際的に主流の見解では、(沖ノ鳥島を大陸棚画定の基点とする)日本の主張は支持されていない」(4月29日朝日新聞)と述べています。今回は大陸棚問題を入り口に、海洋国家・日本の生き方や必要な戦略について考えを聞かせてください。

小川:「大陸棚の拡大をきっかけに、日本は海洋資源大国であることをしっかり自覚し、戦略的に海洋権益を守り切るという国づくりを進めていく必要があります。そうしなければ、日本人は生存すらおぼつかなくなるでしょう。しかし、政府にも国民にも、その自覚はない。その結果、尖閣諸島問題はじめ日本の領域をめぐるさまざまな問題が生じてしまった、とすらいえると思います」

どんな国でも、国境を接する隣国の反応をつねに探っています。同盟国や友好国でも神経を逆なでしないように配慮こそしますが、探ります。非友好国であれば、かなり乱暴な手を使うこともあります。私は『満員電車理論』と呼んでいますが、国境を接する国同士の状態は満員電車の中の様子と似ているのです」